06-6123-7838 初回電話相談無料
お気軽にお問合せください
営業時間
9:00-18:00

生前贈与とは

  1. 大阪新生法律事務所 >
  2. 相続に関する記事一覧 >
  3. 生前贈与とは

生前贈与とは

生前贈与とは、贈与者が生きている前に自分の財産を誰かに贈与することをいいます。法律上は、一般的な贈与契約(民法549条)と同じ機能を有することになります。すなわち、贈与者である被相続人が財産を受贈者に与え、そのことを受贈者が受諾することで有効な生前贈与がなされます。

生前贈与が有効なケースとしては、例えば孫に財産を相続させたいというような場合が挙げられます。というのも、孫は原則として民法上相続人の地位にあるものとして認められていません。孫が法定相続人として認められるのは、相続時点で被相続人の資格を有している子がすでに死亡していたり、子が相続人としての欠格事由(民法891条参照)に該当していたり、子が相続人から廃除されている際に、被相続人の直系の孫は子の代わりに相続人の資格(この際の孫のことを代襲相続人といいます)を有することになります(民法887条2項)。

要するに、遺言がなく、法定相続に基づき相続が行われる場合には、孫に遺産相続がなされることはごく限られた場合になるのです。また、遺言書を残している場合にも、その遺言書に不備があると無効となることが多いです。遺言書が無効であると判断される場合、相続は法定相続に則って行われますので、遺言書に書かれてある遺産相続の方法・相続分などは反映されません。これに対して、生前贈与はすでに贈与契約として孫に財産を贈与するわけですから、被相続人の意に忠実に財産を移転させることができるわけです。

大阪新生法律事務所は、相続に関するご相談を受け付けております。まずはお気軽にお問い合わせください。

大阪新生法律事務所が提供する基礎知識

  • 紛争対応法務

    紛争対応法務

    企業法務における「紛争対応法務」とは具体的にどのような業務を内容としているのでしょうか。 会社が企業...

  • 遺言書

    遺言書

    遺言に書かれたことは法律によって定められた相続人や相続分に優先するため、相続の事前準備としてもとても有...

  • 夫や妻の借金を理由に離婚できる?財産分与への影響は?

    夫や妻の借金を理由に離婚できる?財産分与への影響は?

    ■夫や妻の借金を理由に離婚できるか? 夫や妻の借金を理由として離婚を考えたとき、協議離婚、いわゆる話し...

  • 相続放棄

    相続放棄

    相続人が相続に対応してとることのできる選択肢は3つあります。 単純承認と相続放棄と限定承認です。 ...

  • 遺産の範囲

    遺産の範囲

    相続を単純承認するにしても相続放棄するにしても、相続税を計算するにしても遺産分割協議を開くにしても相続...

  • 生前贈与とは

    生前贈与とは

    生前贈与とは、贈与者が生きている前に自分の財産を誰かに贈与することをいいます。法律上は、一般的な贈与契...

  • 組織法務

    組織法務

    企業法務における「組織法務」とは具体的にどのような業務を内容としているのでしょうか。 組織法務とは、...

  • 国際契約

    国際契約

    国内の、しかも中小企業間の取引等であれば、いわゆる「付き合い」のような信頼関係を基づいて契約書を交わす...

  • 立ち退き交渉

    立ち退き交渉

    建物賃貸借契約の期間満了ないしは解約の申し入れによる終了によって、賃借人に立ち退いて欲しい場合には、賃...

よく検索されるキーワード

ページトップへ